冬至とは言え夕陽は力強い
昨日は冬至
一年で一番昼が短い日
とは言え太陽は太陽
夕陽はやっぱり迫力がある
久しぶりに天気が良かったので
撮影してみることにしました
夕陽を力強く写し取る
夕陽が主役だ
主役(主題)を大きく配置しつつ
その主役を引き立てるために
要素を追加していく
脇役は引き立て役
周りをよく見渡してみよう
夕陽の撮影プロセス
①魅力的な夕陽を待つ
天気次第。。。
②主題は夕陽
大きく配置するために望遠レンズを使用
③雲が少々邪魔だが
主題である夕陽を際立たせる脇役とする
④染まる海面も美しい
これも夕陽を際立たせる脇役とする
⑤その海面の揺らめきを強調したいので
海面まで降りてローアングルで構える
⑥ピントは太陽にかかる雲にしっかりと合わせる
そうすることで 遠景はカリっと引き締まり
波の揺らぎは近づくにつけボケていく
画面の下から上へ
夕陽へとつながるストーリーが見えてこないかい?
⑦さらに近景に岩場を適度に入れる
足で移動して良いアングルを探す
⑧コントラストを強くする
そうすることで波や雲などの暗部が締まる
⑨露出を調整
露出補正かマニュアル露出で
あくまで夕陽が際立つように
影の部分(暗部)をしっかりと表現する
⑩ホワイトバランス(WB)を調整
オートだと魅力が半減することが多いので注意
太陽光(晴れ)か曇り
もしくはマニュアルで調整
ケルビン値を大きくすると赤みが増していきます
あくまで空の状態と表現によって適正なWBは変わります
青~赤のグラデーションを表現したい時はケルビン値を下げることもあります
自分がその場にいて、
ほかの人に伝えたい夕陽の色を再現してみてください
⑪彩度はやや上げる
マイクロフォーサーズなら目を傷めない
※危険※
一眼レフの光学ファインダーは目を傷める危険性があります!
太陽からはたいへん強い光(紫外線・赤外線など目に見えない有害な光も含まれます)が出ています。また、強い熱も持っておりますので一眼レフカメラなど、レンズを通った光をファインダーで直接見るカメラの場合は、太陽を見ると大変眩しく、熱が集中するなど、目を傷めてしまうことがあります。
その点、ミラーレスカメラのマイクロフォーサーズは安心です。
電子ビューファインダー(EVF)なので、覗いても火傷しません。
ただし、あまり強い光を長い時間取り込んでしまうと、
カメラ内の画像センサーを傷めてしまうこともあるので注意しましょう。
【夕陽の撮影まとめ】
魅力的な主題である夕陽ももちろん大事だが
それを際立たせる脇役もそれ以上に大事
夕陽だけを大きくとっても面白い写真とは言い難い
『写真は足で撮れ』
と昔から言われる通り
アングル・構図を工夫することに尽きると言っても
過言ではありません
それともう一つ
暗部の表現が上手いかどうかで見栄えが大きく変わります
光を魅力的に表現したい時こそ
影の部分(暗部)をよく見ることです
光と影は対
影を制する者は光を制す
今回は『夕陽の力強さ』がテーマだったので
影も力強く描写してます
反対に優しい光を表現したい時は
グラデーションに重きを置きます
光の表現は
写真の表現の大きな要素です
さあ、構図と光の表現をとことん工夫して
自分なりのオリジナリティ溢れる夕陽写真を撮ってみましょう
今回使用したレンズ
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
最大望遠域の150mmで撮影しました
35mm換算で300mm
風景撮影(ランドスケープ)では、大変頼もしいレンズです
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