フットワークとレンズワークを工夫して被写体の見せ方・背景をコントロールしよう

久しぶりの青空が気持ちイイ~
ふと見ると
風になびくカラフルな旗

今回はこの主題
写真を撮ってみようと思います



まずは回り込んで被写体を正面から狙ってみる

被写体の正面に回り込んで、望遠よりの焦点距離(36mm)で切り取ってみました


主題の旗は良い形で写ってます 

でも、
なんだか落ち着きませんよね

背景がごちゃごちゃしていて
主題である旗が全然引き立ってません!


そんな時なまず余計な要素をピックアップ


①まず電線が目立ってます

②左手前の枯れ枝も見苦しいです

③奥にある樹木の緑もなんだか重たいです

④旗と建物の絡み方もなんだか中途半端な印象


さらにフットワークレンズワークを工夫して
余計な要素を取り除けるような
良い撮影ポジションを探してみましょう



引き算の構図で
フレーミングから余計なものを省いていく


どこからどう狙えば効果的か仮説を立ててから
実際に検証⇒ファインダーを覗いてみる


ぐ~っと近づいて見上げる構図はどうだろう?
それも画面いっぱいに旗を入れて青空をバックにしてみては?

どうですか?

先ほどの課題である『余計な要素を取り除く』をチェックしてみましょう


①まず電線が目立ってます⇒無くなりました!

②左手前の枯れ枝も見苦しいです⇒無くなりました!

③奥にある樹木の緑もなんだか重たいです⇒無くなりました!

④旗と建物の絡み方もなんだか中途半端な印象⇒大部分が青空バックになりスッキリしました!


主題である旗自体も大きく写り
さらには広角端(12mm)にしたことで遠近感も強調され
迫力が増して力強い写真となりました


さらには赤い瓦を入れることで南国(沖縄地方)であるという情報が入り

フレーム下辺両端から上に向かって狭まっていく
三角構図でとても安定感があります


おまけに青空のブルーも深まりました

空の色はカメラを構える向きを変えたり
画面を構成する要素が変わることによって変化します


上の写真と比べると、明らかに主題である旗が引き立つ写真となりました


【まとめ】

フットワークとレンズワークを工夫して

被写体の見せ方・背景をコントロールしてみましょう


①まずはフットワーク

 自分が前後左右に動いて撮影ポイントを変えてみる

※安易にズームに頼るのは構図を追い込む妨げにしかなりません

②次にファインダーを覗く前にイメージしてみよう

 『このレンズの焦点距離だとこういう画角なのでこんな感じに写るんじゃないかな?』
  とイメージする訓練をしてみましょう

 仮説〈イメージする〉⇒ 検証〈撮影する〉
 を繰り返すことによって、頭の中にあるレンズの画角の精度が上がっていきます


このスキルが極まってくると瞬時に撮影プランがイメージ出来たり
身近なシーンで魅力的な被写体を見つけたりといったことが出来るようになってきます


そうなってくると写真を撮ることがとっても楽しくなってきます


さあ、マイクロフォーサーズを持ち出して
写真を楽しみましょう♪


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