自然光で撮る、浮き出るような写真


まずはテーマを決める


雨の日のカメラ散歩
そこで、
思いっきり水をはじいている葉を見つけました

おぉスゴイ
ゴアテックスみたい!!?
しかも一枚ではなくて
はじいている周りにたくさん

これをみんなに伝えたい。。。

決まりました
テーマは、
『水をはじいている葉の群れ』



要素を引き算でシンプルに


さて、

普通に撮影すると背景がごちゃごちゃになりがちです

その背景に目を奪われて
テーマが際立ちません

なので、
背景黒くつぶしました

思いっきり引き算しました


では、どうやって?

ストロボの光を当てて背景との明暗差を作る方法もありますが、
今回は自然光だけで撮りました。


う~ん。。。
だから、どうやって?


はい、

をよく観察します
被写体と背景の明暗差の大きな部分をよ~く探してみます

人間の目はうまく補正してごまかしてしまうので惑わされないように(笑)

見つけたら、
露出マイナス側へ落としていきます
被写体が美しく見えるように

すると
自然と背景黒く沈んでいきます

今回は雨の日
それでも
探せば明暗差は見つかります


仕上げにコントラスト強めていくと
背景はどんどん黒くなっていきます


『水をはじく葉』を見せたかったので
視線を惑わす要素を思いっきり排除しました。

そう、引き算です。



さらにボケで要素を絞る


群れを全体的にクッキリと写しても良いのですが、
今回はさらに一歩踏み込んでみました

群れの中でも
最前列だけクッキリと水滴を写し
奥に行くにつれボカしました

群れの中でもほんの一部視線が向くように
そして群れの中でも奥行き感を見せるために


ボケを利用すれば
もし明暗差が足りなくて
背景に情報が残っていた時に
その情報を弱めることが出来ます

そうすることで
見せたい一点視線を向けさせる
そして伝えたかったことを汲み取ってもらう

今回の要素の引き算
そのための手段です


今回使用したレンズ

今回は遠近感と奥行き感を出したかったので
明るい標準レンズを使いました

OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.2

F1.2の明るさは
暗いシーンや
ボケを表現したい時にとても頼もしいレンズです

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